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心房細動における併存疾患と虚弱の役割:多国籍横断調査

カテゴリ:高齢者医療・介護

公開日:2026年3月31日

タイトル:The role of comorbidity and frailty in shaping the burden of atrial fibrillation: a multinational cross-sectional survey 雑誌名:Sci Rep. 2026 Mar 30; doi: 10.1038/s41598-026-44800-1. 概 要: この研究は、心房細動(AF)を有する高齢者における併存疾患と虚弱の相互作用を調査し、生活の質(QoL)や健康管理、成果の優先順位に与える影響を明らかにすることを目的としています。AFFIRMOプロジェクトの一環として、659人の参加者を対象にオンライン調査を実施し、虚弱状態や併存疾患の数に基づいてグループ分けを行いました。結果、併存疾患が多い高齢者はQoLが低下し、健康管理においても困難を抱えていることが示されました。 方 法: 本研究は、659人の高齢者(中央値72歳、女性52.8%)を対象にした横断研究です。虚弱はFRAIL質問票を用いて評価し、健康関連QoLはEQ-5D-3Lおよび視覚アナログスケール(VAS)で測定しました。併存疾患の数に応じて参加者をグループ分けし、健康管理の課題や優先される成果についても調査しました。 結 果: 虚弱または前虚弱で併存疾患が3つ以上ある参加者は、最もQoLが低いと報告しました。併存疾患は、医療訪問、ポリファーマシー、移動制限などの健康管理の困難と関連していました。全グループにおいて、自立の維持とQoLの改善が優先される成果として挙げられました。特に、併存疾患が多い参加者にとっては痛みの軽減が重要でした。 結 論: 心房細動を有する高齢者において、併存疾患と虚弱はQoLや健康負担に大きな影響を与えることが示されました。患者中心のケア戦略と虚弱および併存疾患の定期的な評価が、ケアの調整と成果の改善に不可欠です。