看護師の深部静脈血栓症に関する知識、態度、実践と看護管理
カテゴリ:高齢者医療・介護
公開日:2026年2月19日
タイトル:Nurses' knowledge, attitudes, and practices regarding deep vein thrombosis and the nursing management.
雑誌名:Sci Rep. 2025 May 17; 15(1): 17174.
概 要:
深部静脈血栓症(DVT)は医療現場での重要な課題であり、適切な看護管理が患者の転帰に大きな影響を与えます。本研究は、看護師のDVTに関する知識、態度、実践(KAP)を評価することを目的としました。2024年8月から9月にかけて浙江省で横断的調査を実施し、568件の有効な質問票を分析しました。参加者の75.9%が十分な知識を持ち、82.5%が肯定的な態度を示し、83.9%が積極的な実践を行っていることが確認されました。DVT患者のケアに関与することやDVTケアのトレーニング参加が知識と態度に関連していることが示されました。看護師はDVTに関する十分な知識と肯定的な態度を持ち、積極的な実践を行っています。
方 法:
本研究は、2024年8月から9月にかけて浙江省で実施された横断的調査です。研究者が開発した質問票を使用し、専門家の合意とパイロットテストを通じて妥当性を確認しました(Cronbachのα=0.949)。568件の有効な質問票が分析されました。
結 果:
参加者のうち272人(47.9%)がDVT患者のケア経験を報告しました。知識レベルは75.9%、態度は82.5%、実践は83.9%が十分であることが示されました。多変量ロジスティック回帰分析により、DVT患者のケアに関与すること、DVTの歴史がある親族、DVTケアのトレーニング参加が知識に独立して関連していることが示されました。また、知識は態度とも独立して関連し、知識と態度は積極的な実践とも独立して関連していました(すべてP<0.05)。
結 論:
看護師はDVTに関する十分な知識、肯定的な態度、積極的な実践を示しました。特にDVTケアの経験が限られている看護師に対して、ターゲットを絞ったトレーニングプログラムと体験機会を優先的に提供することが、知識と実践の向上、最終的には患者の転帰改善につながると考えられます。