MEDICINE & AI

個別参加者データメタアナリシスにおける効果修飾分析:系統的レビュー

カテゴリ:手術支援

公開日:2026年4月24日

タイトル:Effect Modification Analyses in Individual Participant Data Meta-Analyses: A Systematic Review 雑誌名:JAMA Netw Open. 2026 Apr 01; 9(4): e268810. doi: 10.1001/jamanetworkopen.2026.8810. 概 要 この研究は、個別参加者データメタアナリシス(IPDMA)における効果修飾分析の計画がどの程度事前に規定され、報告されているかを評価することを目的としています。356のプロトコルを調査した結果、94.4%が効果修飾分析を計画しており、そのうちの多くは事前に期待される方向性を示していませんでした。また、報告書とプロトコルの一致度が低く、計画された効果修飾分析の多くが報告から省略されていることが明らかになりました。 方 法 この系統的レビューでは、2021年12月31日までに発表されたランダム化臨床試験のIPDMAプロトコルをMedline、Embase、Cochrane Database of Systematic Reviews、PROSPEROから検索しました。プロトコルと対応する報告書のデータを独立したレビュアーが抽出し、効果修飾分析の計画と報告の特性を要約しました。 結 果 356のプロトコルのうち336(94.4%)が効果修飾分析を計画し、報告書166件のうち149(89.8%)が効果修飾分析を報告しました。しかし、プロトコルと報告書の間での一致は低く、計画された効果修飾分析が省略されることが多く見られました。特に、124の不一致ペアのうち95(76.6%)が計画された分析を省略し、74(59.7%)が未計画の分析を追加していました。 結 論 IPDMAにおいて、プロトコルと報告書の間で効果修飾分析の事前規定や適切な連続変数の扱いが不十分であることが示されました。計画された分析の省略や未計画の分析の追加が頻繁に見られ、プロトコルと報告書の一致度は低いことが明らかになりました。