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急性脳卒中患者における脳卒中関連肺炎予測におけるミニ栄養評価短縮版の臨床的有用性:前向きコホート研究

カテゴリ:公衆衛生・予防医療

公開日:2026年5月9日

タイトル:Clinical utility of the mini nutritional assessment short form in predicting stroke-associated pneumonia in acute stroke patients: a prospective cohort study. 雑誌名:Sci Rep. 2026 May 08; doi: 10.1038/s41598-026-50651-7. 概 要: 急性脳卒中患者において栄養失調は一般的であり、脳卒中関連肺炎(SAP)のリスクを高める可能性があります。本研究は、ミニ栄養評価短縮版(MNA-SF)がSAPを予測するための有用性を評価し、他の栄養指標とその性能を比較することを目的としました。317人の急性脳卒中患者を対象に、入院時にMNA-SF、血液検査、体格測定を用いて栄養状態を評価しました。脳卒中発症から7日以内に発生したSAPが主要評価項目です。 方 法: 本研究は前向きコホート研究で、317人の急性脳卒中患者を対象にしました。入院時にMNA-SFを用いて栄養状態を評価し、SAPの発生を主要評価項目としました。多変量ロジスティック回帰モデルを用いて、栄養指標とSAPとの独立した関連を検討し、ROC曲線分析で予測性能を評価しました。 結 果: 86人(27.1%)の患者がSAPを発症しました。MNA-SFスコアが8-11の栄養失調リスクのある患者は、正常な栄養状態の患者と比較してSAPのリスクが有意に高く(調整OR最大3.94、95% CI 1.26-12.32)、人口統計学的、臨床的、検査的、体格的要因に関わらず関連がありました。MNA-SFのカットオフスコア11は、SAP予測において良好な識別能力を示し(AUROC 0.84、95% CI 0.79-0.88)、血液ベースの栄養バイオマーカーや体格測定を上回りました。ネガティブ予測値は90.6%でした。 結 論: MNA-SFの低いスコアは脳卒中関連肺炎の発症と強く関連しており、一般的に使用される栄養指標と比較して優れた予測性能を提供します。MNA-SFは、脳卒中患者のSAPリスクを早期に特定するための簡便で非侵襲的なツールとして有用です。