重度神経認知障害者のケアにおけるソーシャルロボット使用のための倫理的枠組みの開発:質的研究
カテゴリ:高齢者医療・介護
公開日:2026年2月19日
タイトル:Development of an ethical framework for the use of social robots in the care of individuals with major neurocognitive disorders: a qualitative study.
雑誌名:BMC Geriatr. 2025 Apr 22; 25(1): 260. doi: 10.1186/s12877-025-05891-z. Epub 2025 Apr 22.
概 要:
本研究は、重度神経認知障害を持つ高齢者に対するソーシャルロボットの使用に関する倫理的問題を理解し、専門家が実施するソーシャルロボット介入(SRI)のための倫理ガイドラインを確立することを目的としています。インタビューを通じて、介護施設で働く20人の医療専門家の意見を収集し、ソーシャルロボットの導入に関するテーマと推奨事項を特定しました。
方 法:
この記述的質的研究では、介護施設で働く20人の医療専門家にインタビューを行い、録音・転写を行いました。インダクティブな内容分析を用いて、重度神経認知障害を持つ高齢者に対するソーシャルロボットの使用に関するテーマと推奨事項を特定しました。
結 果:
インタビュー分析から、ロボットの導入準備、ロボット介入の準備、高齢者へのロボットの紹介、同意の取得、ロボットを介した介入の実施、ソーシャルロボット使用の効果の観察という6つの主要テーマが浮かび上がりました。
結 論:
ソーシャルロボットの使用は、すべての治療介入における倫理ガイドラインに従うべきですが、医療専門家は高齢者向けのSRIに特別なトレーニングと準備が必要であると感じています。重度神経認知障害を持つ高齢者に対するSRIの実施に関するいくつかの初期推奨事項を作成しました。今後の研究では、ガイドラインの標準化とトレーニングのためのアクセス可能な形式の作成に焦点を当てるべきです。