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急性脳卒中における成功した血管内再灌流後の動脈内アルテプラーゼ:PEARL無作為化臨床試験

カテゴリ:診断支援・画像解析

公開日:2026年6月12日

タイトル:Intra-Arterial Alteplase After Successful Endovascular Reperfusion in Acute Stroke: The PEARL Randomized Clinical Trial 雑誌名:JAMA. 2025 Oct 13; 334(19): 1728-39. doi: 10.1001/jama.2025.16876. 概 要: この研究は、急性前循環大血管閉塞による脳梗塞患者において、血栓回収後の動脈内アルテプラーゼ治療が機能的な転帰を改善するかどうかを調査しました。324人の患者を対象にした多施設無作為化試験で、成功した再灌流を達成した患者に対し、動脈内アルテプラーゼ群と標準治療群に分けて比較しました。結果、90日後の良好な転帰を示すmodified Rankin Scaleスコア0または1の患者の割合が動脈内アルテプラーゼ群で44.8%であったのに対し、標準治療群では30.2%でした。 方 法: この多施設無作為化臨床試験では、急性前循環大血管閉塞脳卒中の患者を対象に、血栓回収後24時間以内に成功した再灌流を達成した患者を募集しました。参加者は、2023年8月1日から2024年10月16日の間に無作為に割り付けられ、28の病院で実施されました。主要評価指標は、90日後のmodified Rankin Scaleスコア0または1の患者の割合でした。 結 果: 324人の患者が無作為化され、動脈内アルテプラーゼ群では90日後に44.8%(73/163)が良好な転帰を示し、標準治療群では30.2%(48/159)でした(調整リスク比1.45、P=0.01)。36時間以内の症候性頭蓋内出血は動脈内アルテプラーゼ群で4.3%、標準治療群で5.0%でした。全死因死亡率は動脈内アルテプラーゼ群で17.1%、標準治療群で11.3%でしたが、統計的有意差はありませんでした。 結 論: 急性前循環大血管閉塞脳卒中患者において、血栓回収後の動脈内アルテプラーゼは90日後の良好な転帰の可能性を高めることが示されました。ただし、全死因死亡率や頭蓋内出血の発生率は動脈内アルテプラーゼ群で高かったものの、統計的有意差はありませんでした。