歯科における人工知能:歯科学生と歯科医師の知識、態度、教育的準備
カテゴリ:医学教育
公開日:2026年6月16日
タイトル:Artificial intelligence in dentistry: knowledge, attitudes, and educational readiness among dental students and dentists.
雑誌名:BMC Med Educ. 2026 Apr 29; 26(1): doi: 10.1186/s12909-026-09264-x.
概 要:
本研究は、歯科における人工知能(AI)の応用が増加する中で、歯科学生と専門家のAIに対する知識、態度、教育的準備を評価することを目的としています。501名の参加者を対象に、AIに関する知識や教育ニーズを調査しました。結果、参加者の53.7%がAIについての知識が浅いと回答し、64.7%が主な情報源としてソーシャルメディアを挙げました。AIに対する態度は概ね肯定的であり、70%以上が教育課程にAIを含めるべきだと考えています。
方 法:
本研究は、501名の参加者(332名の女性、169名の男性)を対象とした横断的な匿名オンライン調査です。参加者には学部生、大学院生、実務歯科医が含まれ、28項目の質問票を用いてデモグラフィック情報、AIに関する知識、態度、教育に対する見解を評価しました。データは記述統計で要約し、群間比較にはMann-Whitney U検定、Kruskal-Wallis検定、カイ二乗検定を使用しました。
結 果:
参加者の53.7%がAIについての知識が浅いと報告し、4.8%は全く知識がないと回答しました。AIに関する情報源として、正式な大学教育は3%に過ぎず、64.7%がソーシャルメディアを主な情報源としました。AIに対する態度は主に肯定的で、70%以上が教育課程にAIを含めるべきだと考えています。年齢や性別によってAIに対する認識に有意差が見られました。
結 論:
歯科専門家は、AIを代替手段ではなくサポートツールと見なしています。ソーシャルメディアが主な情報源である一方で、正式な教育が不足していることから、AIリテラシーを大学のカリキュラムや生涯学習の枠組みに統合する必要があります。