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認知症患者に対する知能ロボット介入:ランダム化比較試験の系統的レビューとメタアナリシス

カテゴリ:高齢者医療・介護

公開日:2026年2月19日

タイトル:Intelligent Robot Interventions for People With Dementia: Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials 雑誌名:J Med Internet Res. 2025 Mar 10; 27: e59892. doi: 10.2196/59892. 概 要: この研究は、認知症患者に対する知能ロボット介入の効果を系統的に評価することを目的としています。認知症における行動および心理的症状、生活の質への影響を評価するためのさらなる研究が必要です。15件の研究がレビューに含まれ、705人の参加者が対象となりました。メタアナリシスの結果、知能ロボット介入は、対照群と比較して認知症患者の不安や動揺を有意に軽減しましたが、認知機能や生活の質には有意な影響を与えませんでした。 方 法: PRISMA 2020ガイドラインに従い、PubMed、CINAHL、Cochrane Library、Embase、Web of Scienceから、知能ロボットを用いた認知症患者に関するランダム化比較試験を特定するための包括的な検索を行いました。2名の著者が独立して研究の質を評価し、効果を固定効果モデルまたはランダム効果モデルで要約しました。サブグループ分析も実施しました。 結 果: メタアナリシスでは、知能ロボット介入が認知症患者の動揺を標準化平均差-0.36(95% CI -0.56から-0.17、P<.001)、不安を加重平均差-1.93(95% CI -3.13から-0.72、P=.002)有意に減少させることが示されました。しかし、認知機能や生活の質には有意な影響がありませんでした。介入の持続期間がうつ症状の改善に関連していることが示唆されました。 結 論: 知能ロボット介入は、認知症患者の動揺や不安を改善する可能性があることが示されました。介入の効果は、実施期間が長いほど高まる可能性があります。ロボットの外観は介入効果に影響を与えません。今後は、身体活動などの生理的データの収集や、ロボットデザインの他の特徴が介入効果に与える影響を探る研究が必要です。