急性冠症候群のトリアージにおける大規模言語モデルの活用
カテゴリ:災害・救急医療
公開日:2026年6月18日
タイトル:Large language models for acute coronary syndrome triage at first medical contact in emergency departments.
雑誌名:NPJ Digit Med. 2026 Jun 17; doi: 10.1038/s41746-026-02904-y.
概 要:
急性冠症候群のトリアージは、患者のナラティブから始まり、確定診断には心筋トロポニンや心電図の結果を待つ必要があります。本研究では、患者のナラティブとバイタルサインのみを用いたトリアージのための大規模言語モデル「TriageMaster-70B」を開発しました。16,428件の遡及的ケースと512件の前向きケースにおいて、高い感度を示し、症例ごとの処理速度は独立した遡及的心臓専門医のレビューより39%速かったです。これらの結果は、TriageMaster-70Bが救急部門における迅速で正確かつ解釈可能なトリアージを支援する可能性を示唆しています。
方 法:
本研究は、16,428件の遡及的ケースと512件の前向きケースを対象にした研究です。TriageMaster-70Bは、患者のナラティブとバイタルサインを用いてトリアージを行い、その性能を評価しました。
結 果:
TriageMaster-70Bは高い感度を示し、症例ごとの処理は独立した心臓専門医のレビューより39%速かったです。これにより、急性冠症候群のトリアージにおいて迅速かつ正確な判断が可能であることが示されました。
結 論:
TriageMaster-70Bは、急性冠症候群のトリアージにおいて迅速で正確な支援を提供する可能性があり、救急部門での臨床的な応用が期待されます。