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小児患者における心臓手術のためのメチルプレドニゾロン:ランダム化試験のメタアナリシス

カテゴリ:手術支援

公開日:2026年6月20日

タイトル:Methylprednisolone for heart surgery in pediatric patients: a meta-analysis of randomized trials. 雑誌名:Sci Rep. 2026 Jun 19; doi: 10.1038/s41598-026-57085-1. 概 要: 本研究は、小児心臓手術におけるメチルプレドニゾロンの周術期使用の有効性と安全性を評価するための系統的レビューとメタアナリシスです。心肺バイパスを伴う手術を受ける18歳未満の患者を対象に、メチルプレドニゾロンとプラセボまたは標準治療を比較したランダム化試験を調査しました。8つの試験(1,735人の小児患者)を含め、メチルプレドニゾロンは死亡率を低下させることはなく、機械的換気の期間を短縮しましたが、術後の高血糖リスクを有意に増加させました。 方 法: 本研究はPRISMA 2020ガイドラインに従い、PubMed/MEDLINE、Embase、Scopus、Web of Science、CENTRALを用いて、心肺バイパスを伴う心臓手術を受ける18歳未満の患者におけるメチルプレドニゾロンの効果を評価しました。主要評価指標は入院中または30日以内の全死因死亡率であり、二次評価指標には機械的換気の期間、心臓集中治療室の滞在期間、術後感染、高血糖が含まれました。 結 果: メチルプレドニゾロンは、対照群と比較して死亡率を低下させることはありませんでした(RR 0.66, 95% CI 0.35-1.25)。しかし、機械的換気の期間は短縮され(MD -0.27日, 95% CI -0.46 to -0.09)、術後の高血糖リスクは有意に増加しました(RR 2.28, 95% CI 1.38-3.78)。感染率やICU滞在期間に有意差は見られませんでした。 結 論: 周術期のメチルプレドニゾロンは小児心臓手術における全体的な死亡率を低下させることはなく、機械的換気の期間を短縮する一方で、高血糖リスクを増加させることが示されました。換気の改善効果は代謝リスクと天秤にかける必要があり、さらなる研究が求められます。