高血圧におけるTyG指数と血漿アテローム形成指数の比較:PERSIAN Guilanコホート研究
カテゴリ:公衆衛生・予防医療
公開日:2026年6月28日
タイトル:Comparison of TyG indices and atherogenic index of plasma with hypertension in the PERSIAN Guilan cohort.
雑誌名:Sci Rep. 2026 Feb 10; 16(1): doi: 10.1038/s41598-026-38568-7.
概 要:
この研究は、高血圧(HTN)とトリグリセリド-グルコース(TyG)指数および血漿アテローム形成指数(AIP)の関連を評価することを目的としています。特に、正常血糖、前糖尿病、糖尿病のサブグループ間での関連の違いを調査しました。10,520人の35~70歳の成人を対象にした横断研究で、ロジスティック回帰モデルを用いて各指数とHTNの関連を評価しました。全体として、すべての指数がHTNと有意に関連しており、AIPが最も強い関連を示しました。
方 法:
この研究は、PERSIAN Guilanコホート研究からの10,520人の成人を対象にした横断研究です。ロジスティック回帰モデルを用いて、TyG-BMI、TyG-WC、TyG-WHtR、TyG-WHR、AIPとHTNの関連を評価しました。受信者動作特性(ROC)曲線と曲線下面積(AUC)分析を用いて、識別性能を評価しました。
結 果:
全体の集団において、AIPはHTNとの関連が最も強く、オッズ比(OR)は1.66(95% CI: 1.43–1.93; P < 0.01)でした。次いで、TyG-WHtR(OR=1.42)、TyG-WHR(OR=1.36)、TyG-BMI(OR=1.004)、TyG-WC(OR=1.002)が続きました。サブグループ分析では、正常血糖群でAIPが最も強い関連を示し(OR=1.35)、前糖尿病群ではTyG-WHR(OR=1.27)が最も強い関連を示しました。
結 論:
AIPはHTNとの関連が最も強く、正常血糖および糖尿病群でも同様の結果が得られました。前糖尿病群ではTyG-WHRが最も強い関連を示しました。これらの結果は、各代謝カテゴリに最も関連する指数を使用することで、リスク層別化が改善され、よりターゲットを絞った予防戦略の支援につながる可能性があります。