MEDICINE & AI

韓国の医学生における医療人工知能の準備状況の探求:横断研究

カテゴリ:医学教育

公開日:2026年7月1日

タイトル:Exploring medical Artificial Intelligence Readiness among Korean medical students: a cross-sectional study 雑誌名:Med Educ Online. 2026 Dec 31; 31(1): 2696610. doi: 10.1080/10872981.2026.2696610. 概 要: 本研究は、韓国の医学生における医療人工知能(AI)の準備状況を評価し、その準備に関連する要因を探ることを目的としています。AIは医療システムや臨床実践を急速に変革しており、将来の医師がAI技術を効果的に活用できるよう準備する必要性が高まっています。しかし、医学生のAI利用に関する実証的な証拠は限られています。 方 法: 韓国の大学で6年間の医療プログラムに在籍する医学生を対象に横断的調査を実施しました。204人の学生が参加し、医療AIの準備状況は「医療学生のための医療人工知能準備スケール(MAIRS-MS)」を用いて評価されました。このスケールは、認知、能力、ビジョン、倫理の4つの領域を測定します。データはSPSSバージョン27を使用して記述統計、独立t検定、ピアソンの相関分析を行いました。 結 果: 医療AIの準備状況の全体平均スコアは7点満点中4.19であり、中程度の準備状況を示しました。サブスケールでは、倫理が最も高い平均スコア(4.69)を示し、次いでビジョン(4.44)、能力(4.18)、認知(3.92)となりました。AIの使用頻度は医療AIの準備状況と有意に関連していましたが、AIの使用時間は関連がありませんでした。性別による有意差は観察されませんでした。学生を低(プレメディカル1-2年)と高(医学1-4年)グループに分けた場合、高グループは能力サブスケールでのみ有意に高いスコアを示しました。 結 論: 医学生は、特にAIに関連する知識や実践的な能力において、臨床実践でAI技術を活用する準備が十分ではないことが示されました。この結果は、医療カリキュラムにおける構造的かつ長期的なAI教育の必要性を強調しています。将来の医師がAI統合医療環境に適応できるようにするための教育が求められています。