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オンライン相談のデザインと実施がプライマリケアの質に与える影響の理解:証拠の系統的レビューとデザイナー、提供者、研究者への推奨

カテゴリ:災害・救急医療

公開日:2025年10月23日

タイトル:Understanding How the Design and Implementation of Online Consultations Affect Primary Care Quality: Systematic Review of Evidence With Recommendations for Designers, Providers, and Researchers 雑誌名:J Med Internet Res. 2022 Oct 24; 24(10): e37436. doi: 10.2196/37436. Epub 2022 Oct 24. 概 要: 本研究は、オンライン相談(OC)がプライマリケアの質に与える影響と、その影響がシステムのデザインや実施によってどのように変わるかを調査することを目的としています。63件の研究を合成し、OCの導入が患者の安全性やスタッフの負担、医療コスト、患者満足度に与える影響を評価しました。結果として、OCは特に簡単な問題に対しては医療アクセスを向上させる一方で、複雑な問題に対してはスタッフの負担を増加させることが示されました。また、適切なデザインや技術の統合により、負の影響を軽減できる可能性があることが示唆されました。 方 法: 2010年1月から2022年2月までのデータベースを検索し、プライマリケアにおける実際のOC使用に関する定量的および定性的研究を含めました。定量データは定性的テーマに変換され、医療の質に関するInstitute of Medicineのドメインに基づくテーマ合成と、非採用、放棄、スケールアップ、普及、持続可能性のフレームワークに基づくフレームワーク分析を用いました。証拠の強さはGRADE-CERQualアプローチを用いて評価しました。 結 果: 9カ国からの63件の研究を合成し、31のOCシステムを対象としました。14件(22%)は人工知能を使用しており、41%(26/63)は2020年以降に発表され、17%(11/63)はCOVID-19パンデミック後に発表されました。OCが患者の安全性に与える負の影響に関する定量的証拠はなく、質的研究では安全性に対する認識がさまざまであることが示されました。OCは、特に患者が自由記述で問い合わせを行う場合に安全性を向上させると考えられています。OCの実施に十分なリソースが割り当てられた場合、スタッフの負担は軽減されましたが、複雑な問い合わせに使用されると負担が増加しました。 結 論: 本研究は、プライマリケアにおけるOCに関する理論的に裏付けられた研究の初の合成であり、COVID-19パンデミック中に実施された研究も含まれています。OCは医療アクセスの向上などの質の向上に寄与する一方で、スタッフの負担増加などの負の影響もあることが明らかになりました。適切なシステムデザインや技術の統合により、これらの負の影響を軽減できる可能性があります。