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内因性脳活動に基づく脳震盪サブタイプの特定

カテゴリ:災害・救急医療

公開日:2025年10月23日

タイトル:Identification of Concussion Subtypes Based on Intrinsic Brain Activity 雑誌名:JAMA Netw Open. 2024 Feb 05; 7(2): e2355910. 概 要: この研究は、脳震盪の発生時における内因性脳活動に基づくサブタイプの特定を目指しています。脳震盪の病態生理の理解を深め、治療計画や結果の最適化に寄与する可能性があります。2017年から2022年の間に、軽度の頭部外傷を受けた13歳から70歳の参加者を対象に、定量的脳波(qEEG)プロファイルに基づくサブタイプを調査しました。771人の参加者から、600人を無作為に選び、471のqEEG特徴に基づいてクラスタ分析を行い、5つの異なるサブタイプを特定しました。 方 法: この研究は、9つの米国の大学および高校、4つの臨床サイトで行われた後ろ向き多施設コホート研究です。参加者は、軽度の頭部外傷を受け、脳震盪と診断され、活動を5日以上制限されていました。初期のグラスゴー昏睡スケールは14から15でした。120時間以内に前頭部および前頭側頭部から2分間のアーティファクトフリーの脳波を取得し、471のqEEG特徴を抽出しました。 結 果: 771人の参加者のうち、600人がクラスタ分析に選ばれ、5つのサブタイプが特定されました。サブタイプは、qEEG測定のセットに基づく独特のプロファイルで特徴付けられ、独立したテストセットで検証されました。サブタイプのメンバーシップは、活動への復帰までの時間と有意に関連していました。 結 論: このコホート研究では、脳震盪の集団内で安静時のqEEG活動に基づく明確なサブタイプが特定されました。これらの生理学的サブタイプの存在は、異なる病態生理を支持し、個別化された予後やケアの最適化に寄与する可能性があります。