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3Dスライサーとスマートフォン支援登録を用いた新しい迅速表面投影定位技術(RSPLT)による脳内出血のキーホール排出

カテゴリ:手術支援

公開日:2025年11月13日

タイトル:A novel rapid surface projection localization technique (RSPLT) using 3D slicer and smartphone-assisted registration for keyhole evacuation of intracerebral hematomas. 雑誌名:Sci Rep. 2025 Nov 12; 15(1): 39711. 概 要: 本研究は、脳内出血のキーホール排出のために、3Dスライサーとスマートフォン支援登録を用いた新しい迅速表面投影定位技術(RSPLT)を開発し、その有効性を検証することを目的としています。RSPLTの技術的ワークフローは、(1)3Dスライサーによる出血の再構築と矢状面の最適化、(2)頭皮形状への出血輪郭の透明オーバーレイ、(3)解剖学的ランドマークに基づくスマートフォンレベラーのガイドを含みます。この技術は28例の脳内出血に適用され、定位精度の術中検証が行われました。 方 法: この研究は、28例の脳内出血患者を対象にした前向き研究です。RSPLTは、3Dスライサーを用いて出血を再構築し、頭皮に輪郭を重ねることで、スマートフォンを用いた解剖学的ランドマークによるガイドを行いました。主要評価指標は、術中の定位精度と術後のADLスコアの改善です。 結 果: RSPLTは、完全な出血投影を7.98±1.18分で達成し、術中の検証ではサブミリメートルの表面ランドマーク登録誤差(1.2±0.3mm)が確認されました。最小アクセスでの骨窓は3.10±0.63cmで、95.31±5.56%のクリアランスを示しました。術後のADLスコアは、53.12±5.63から83.17±9.54に有意に改善しました。 結 論: RSPLTは、迅速で低コストかつ正確な出血空間マッピングのアプローチを提供し、キーホール経路設計の精度向上に寄与する可能性が示されました。これらの初期結果は、既存の方法に対する臨床的有用性を検証するためのさらなる比較研究を必要とします。