MEDICINE & AI

アブダビにおける乳がんスクリーニングサービスへの人工知能統合に関する女性の視点

カテゴリ:公衆衛生・予防医療

公開日:2025年12月18日

タイトル:Women's perspectives on integrating artificial intelligence in breast cancer screening services in Abu Dhabi, United Arab Emirates. 雑誌名:Sci Rep. 2025 Dec 17; doi: 10.1038/s41598-025-30880-y. Epub 2025 Dec 17. 概 要: この研究は、アブダビに住む562人のエミラティ女性を対象に、人工知能(AI)を活用した乳がんスクリーニングに対する知識、認識、参加意欲を調査しました。調査結果によると、69%の参加者がAIが診断精度を向上させると信じている一方で、完全にAIを信頼するのは11%にとどまりました。86%の女性がAIと放射線科医の結果が対立した場合、医師の判断を優先することを望んでいました。AIを用いたスクリーニングを受ける意欲は74%と高いものの、59%が偽陽性の結果や36%がデータの悪用について懸念を示しました。健康専門職であることや乳がんスクリーニング方法に関する知識が高いことが、AIの使用に対する認識と関連していることが明らかになりました。 方 法: 本研究は、アブダビに住む18歳以上のエミラティ女性562人を対象にした横断研究です。構造化された文化的に適応された質問票を用いて、知識、認識、AI支援スクリーニングへの参加意欲を調査しました。記述統計を用いて態度や懸念を要約し、ロジスティック回帰分析でAI関連の知識の予測因子を特定しました。 結 果: 69%の参加者がAIが診断精度を向上させると考え、74%がAI支援スクリーニングを受ける意欲を示しましたが、59%が偽陽性の結果に懸念を持ち、36%がデータの悪用を心配していました。健康専門職であること(aOR=2.76)や乳がんスクリーニング方法に関する知識が高いこと(aOR=8.29)がAIの使用に対する認識と有意に関連していました。 結 論: エミラティ女性は乳がんスクリーニングにおけるAIに対して慎重な支持を示しており、信頼、文化的価値、基礎知識が受容の重要な要因であることが分かりました。透明なコミュニケーション、データ保護の強化、従来のスクリーニングとAI支援スクリーニングに関する教育を強調する公衆衛生戦略が、AI技術の倫理的かつ公平な統合を促進するために重要です。