高血圧の成人向けに予測モデルで調整された身体活動の推奨
カテゴリ:診断支援・画像解析
公開日:2026年1月10日
タイトル:Physical Activity Recommendations Tailored by a Predictive Model for Adults With High Blood Pressure: Observational Study
雑誌名:J Med Internet Res. 2026 Jan 09; 28: e78492.
概 要:
本研究は、高血圧の成人において、身体活動(PA)のパターンが個々の特性によってどのように変化するかを調査することを目的としています。加速度計データから導出された4つのPAパターン(アクティブウィークエンドウォリアー、アクティブレギュラー、アクティブライトPA、ベースラインPA)を用い、全死因死亡率との関連を評価しました。UKバイオバンク(UKB)コホートで機械学習モデルを訓練し、国民健康栄養調査コホートで外部検証を行い、個別患者に最適なPAパターンを予測するウェブアプリケーションに統合しました。
方 法:
この観察研究では、71,637人のUKB成人と5,104人の国民健康栄養調査参加者が対象です。全死因死亡率を主要評価指標とし、Cox回帰モデルを用いて、現在のPAパターンと予測された最適PAパターンの不一致が死亡リスクに与える影響を評価しました。
結 果:
外部検証により、10年フォローアップでの死亡予測モデルの受信者動作特性曲線の面積は86.4%(95% CI 85.1%-87.7%)でした。UKBコホートでは、最適なPAパターンはアクティブレギュラーPAが37.2%、アクティブライトPAが31.6%、アクティブウィークエンドウォリアーが30.4%でした。Cox回帰分析では、現在のPAパターンが予測された最適パターンと不一致の個体は、死亡リスクが28%増加することが示されました(ハザード比1.28、95% CI 1.20-1.38)。
結 論:
本研究の結果は、高血圧患者が自身の特性に基づいた個別化されたPAパターンの推奨を受ける手助けとなり、予後の改善に寄与する可能性があります。