MEDICINE & AI

深層学習に基づく腹部大動脈瘤のボリューム解析

カテゴリ:診断支援・画像解析

公開日:2026年1月11日

タイトル:Deep learning based volumetric analysis of infrarenal abdominal aortic aneurysms characterized on CTA 雑誌名:NPJ Digit Med. 2026 Jan 10; doi: 10.1038/s41746-025-02262-1. Epub 2026 Jan 10. 概 要: この研究は、腹部大動脈瘤(AAA)のボリューム評価を自動化するための深層学習モデルを訓練・検証することを目的としています。特に、内因性および外因性の検証を通じて、CT血管造影(CTA)に表示された前後のEVAR(内因性大動脈修復)におけるAAAsの自動セグメンテーションとボリューム測定を行います。結果として、AIによるボリューム測定が従来の手法と高い相関を示し、作業効率の向上も確認されました。 方 法: この研究では、深層学習モデルを用いて、CTA画像に基づく腹部大動脈瘤の自動セグメンテーションとボリューム測定を行いました。モデルは、グラウンドトゥルースセグメンテーションを用いて訓練され、内部および外部の検証が実施されました。主要評価指標として、Dice類似係数と相関係数が使用されました。 結 果: 内部検証における総大動脈瘤の平均Dice類似係数は0.972±0.013、外部検証では0.960±0.035でした。AIによって生成された血栓のボリュームは、内部(r=0.996)および外部検証(r=0.940)で非常に強い相関を示しました。また、総大動脈瘤に対するアルゴリズムによる時間短縮は平均117.1秒(56.0%)でした。 結 論: この研究により、腹部大動脈瘤の自動ボリューム解析が可能であることが示され、手術の効率を向上させることが期待されます。このモデルは、特定の施設に依存せずに利用できるため、広範な臨床応用が見込まれます。