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運動パフォーマンス、睡眠の質、抑うつ症状、灰白質体積の多変量関連性:若年および中高年成人における研究

カテゴリ:診断支援・画像解析

公開日:2026年1月13日

タイトル:Multivariate associations of motor performance, sleep quality, depressive symptoms, and grey matter volume in younger and mid-to-older adults. 雑誌名:Sci Rep. 2026 Jan 10; 16(1): 1318. 概 要: この研究は、運動パフォーマンス(MP)と睡眠の質、抑うつ症状、及びそれらの脳の基盤との関連を明らかにすることを目的としています。1,954人の若年および中高年成人を対象に、ヒューマンコネクトームプロジェクト(HCP)からのデータを用いて、睡眠の質、抑うつ症状、灰白質体積(GMV)とMPの関連を調査しました。結果、良好な睡眠、軽度の抑うつ症状、特定の脳領域のGMVの変化がMPの向上と関連していることが示されました。この関連性は年齢によって変化することも観察されました。 方 法: 本研究は、ヒューマンコネクトームプロジェクトの若年成人(HCP-YA)、中高年(HCP-A)、および強化されたナサン・クライン研究所ロックランドサンプル(eNKI-RS)からの4つのサンプルを用いたコホート研究です。合計1,954人の参加者を対象に、機械学習フレームワーク内での典型相関分析を用いて、MPと睡眠の質、抑うつ症状、GMVとの関連を調査しました。 結 果: HCP-YAサンプルでは、良好な睡眠、軽度の抑うつ症状、特定の脳領域のGMVの変化がMPの向上と関連しており、相関係数はr=0.2でした。若年のeNKI-RSサンプルでも同様の傾向が確認され(r=0.25)、HCP-Aサンプルでも良好な睡眠と抑うつ症状の減少、GMVの増加がMPと関連していました(r=0.18)。しかし、中高年のeNKI-RSサンプルではこの関連は確認されませんでした。 結 論: 運動パフォーマンスは、睡眠の質や抑うつ症状、灰白質体積と関連しており、特に年齢による変化が見られました。これらの結果は、運動パフォーマンスの向上に向けた神経解剖学的基盤の理解を深める可能性があります。