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画像所見の表現の標準化:共通データ要素のセマンティクスと迅速な医療相互運用性リソースの構造を活用する

カテゴリ:医療現場の業務効率化

公開日:2026年1月29日

タイトル:Standardizing imaging findings representation: harnessing Common Data Elements semantics and Fast Healthcare Interoperability Resources structures. 雑誌名:J Am Med Inform Assoc. 2024 Aug 01; 31(8): 1735-1742. doi: 10.1093/jamia/ocae134. 概 要: 本研究は、放射線結果を標準に基づくデータ構造で表現するためのフレームワークを設計し、放射線科医が作成した報告データと人工知能が生成した結果を統合することを目的としています。共通データ要素(CDE)をセマンティックラベルとして使用することで、放射線所見の一貫した表現を実現し、医療システム全体での利用を促進します。 方 法: 放射線所見をHealth Level 7(HL7)迅速医療相互運用性リソース(FHIR)観察としてモデル化するフレームワークを開発しました。CDEのセット/要素識別子を標準化されたセマンティックラベルとして使用し、放射線所見や属性を特定します。このフレームワークは、診断、推奨、表形式/定量データなどの放射線報告概念に一貫したラベルを提供し、RadLex、SNOMED CT、LOINCなどのオントロジーとの統合を組み込んでいます。 結 果: 放射線所見をシステム間で交換するためには、構造とセマンティクスの2つの要素が必要です。CDE定義は、所見とその構成値のセマンティック識別子を提供します。FHIR観察リソースは、報告の文脈で放射線所見に識別子を関連付ける構造を指定し、CDEでエンコードされた観察は中央リポジトリのCDE識別子の定義を参照します。胸部CTにおける肺結節のエンコードの例を示し、このフレームワークが画像ワークフロー全体で所見を交換するためにどのように適用されるかを示しました。 結 論: CDEラベル付き観察は、個々の所見レベルで放射線データをエンコード、交換、消費するための共通言語を確立し、医療システム全体での利用を促進します。CDEラベル付きFHIR観察オブジェクトは、患者ケア全体での放射線結果の利用を促進し、その価値を高める可能性があります。