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MIF-CD74軸による免疫抑制的な腫瘍関連マクロファージのリモデリングを明らかにした単一細胞RNAシーケンシング解析

カテゴリ:診断支援・画像解析

公開日:2026年2月19日

タイトル:Single-cell RNA sequencing analysis revealed the immunosuppressive remodeling of tumor-associated macrophages mediated by the MIF-CD74 axis in gastric cancer. 雑誌名:Sci Rep. 2025 Jul 24; 15(1): 26883. doi: 10.1038/s41598-025-10301-w. Epub 2025 Jul 24. 概 要: 本研究では、胃癌における腫瘍関連マクロファージ(TAM)の異質性と腫瘍細胞との代謝的相互作用を明らかにするために、11の胃癌組織から75,743細胞の単一細胞RNAシーケンシング(scRNA-seq)を実施しました。4つの異なるTAMサブセット(TAM-APOE、TAM-IDO1、TAM-SKAP1、TAM-POLB)を特定し、特にTAM-APOEサブセットがMIF-CD74軸を介して腫瘍細胞と強い相互作用を示しました。MIFはTAM-APOEの極性化を促進し、免疫抑制遺伝子を上昇させ、腫瘍の進行を助長します。MIFの過剰発現は腫瘍体積を増加させ、MIFのノックダウンは腫瘍重量を減少させました。さらに、CD74を標的とする抗体Milatuzumabは、MIF誘導のTAM免疫抑制を逆転させることが示されました。 方 法: この研究は、11の胃癌組織から75,743細胞を対象にした単一細胞RNAシーケンシング(scRNA-seq)を用いた解析です。TAMの異なるサブセットを特定し、それぞれの機能的特徴を評価しました。主要評価指標には、MIF-CD74軸によるTAMの極性化と腫瘍進行への影響が含まれます。 結 果: 4つのTAMサブセットが特定され、その中でTAM-APOEサブセットがMIF-CD74軸を介して腫瘍細胞と強い相互作用を示しました。MIFはTAM-APOEの極性化を促進し、免疫抑制遺伝子の発現を上昇させ、腫瘍の進行を助長しました。MIFの過剰発現は腫瘍体積を増加させ、ノックダウンは腫瘍重量を減少させました。MilatuzumabはMIF誘導のTAM免疫抑制を逆転させました。 結 論: MIF-CD74軸はTAMによる免疫抑制の主要な推進因子であり、CD74のブロックは胃癌に対する新たな治療戦略として提案されます。本研究は、胃癌におけるTAMの異質性の包括的な地図を提供します。