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若年成人における前糖尿病のリスク因子:韓国国民健康栄養調査データに基づく研究

カテゴリ:公衆衛生・予防医療

公開日:2025年7月28日

タイトル:Risk factors for prediabetes in young adults: a study based on Korea National health and nutrition examination survey data. 雑誌名:Sci Rep. 2025 Jul 25; 15(1): 27119. 概 要: この研究は、若年成人における前糖尿病の発症に関連する因子を調査することを目的としています。韓国国民健康栄養調査(KNHANES)の2013年から2021年のデータを用いた横断研究を実施し、若年成人を前糖尿病群(n=2306)と正常血糖群(n=2306)に分類しました。年齢と性別を制御するために傾向スコアマッチングを適用し、前糖尿病の有意な予測因子を特定するために多重ロジスティック回帰分析を行いました。結果として、グリコヘモグロビンが最も高い調整オッズ比(OR=2.27, p<0.001)を示し、前糖尿病との強い関連が確認されました。 方 法: この研究は、韓国国民健康栄養調査(KNHANES)のデータを用いた横断研究です。若年成人を前糖尿病群(n=2306)と正常血糖群(n=2306)に分類し、傾向スコアマッチングを用いて年齢と性別を制御しました。多重ロジスティック回帰分析を用いて、前糖尿病の有意な予測因子を特定しました。 結 果: グリコヘモグロビンはOR=2.27(p<0.001)で、前糖尿病との強い関連が示されました。年齢群(OR=2.27, p<0.001)、性別(OR=1.95, p<0.001)、身体活動(OR=1.69, p<0.001)、過体重(OR=1.39, p<0.0034)、空腹時血糖(OR=1.33, p<0.0034)も有意な予測因子でした。一方、アルコール消費と低体重は統計的に有意ではありませんでした。 結 論: 若年成人における前糖尿病の発症には、代謝指標や身体活動不足が重要な因子であることが示されました。糖尿病の進行を防ぎ、将来の健康負担を軽減するためには、早期スクリーニングとターゲットを絞ったライフスタイル介入が不可欠です。