集中治療室における終末期および緩和ケアに関する欧州集中治療医学会のガイドライン
カテゴリ:医学教育
公開日:2026年2月19日
タイトル:European Society of Intensive Care Medicine guidelines on end of life and palliative care in the intensive care unit
雑誌名:Intensive Care Med. 2024 Nov;50(11):1740-1766.
概 要:
欧州集中治療医学会(ESICM)は、重症患者の終末期(EoL)および緩和ケアに関するエビデンスに基づく推奨事項と専門家の意見を策定しました。これにより、患者中心のケアを最適化し、家族のアウトカムを改善し、集中治療室(ICU)スタッフが思いやりのある効果的なEoLおよび緩和ケアを提供できるよう支援します。国際的な多職種の専門家パネルが、国によるばらつき、意思決定、緩和ケアの統合、コミュニケーション、家族中心のケア、対立管理などの重要な領域を検討しました。8つのエビデンスに基づく推奨(うち6つは低いレベルのエビデンス、2つは高いレベルのエビデンス)と19の専門家の意見が提示されました。
方 法:
このガイドラインは、国際的な多職種の専門家パネルによって策定されました。主要な領域として、国によるばらつき、意思決定、緩和ケアの統合、コミュニケーション、家族中心のケア、対立管理が検討されました。推奨事項には、構造化されたEoL意思決定戦略や、緩和ケアの早期統合が含まれています。
結 果:
8つのエビデンスに基づく推奨と19の専門家の意見が提示され、EoLケアにおける国の収入や医療提供の違いが考慮されました。家族中心のケアを強化する方法として、構造化された家族会議や文化的に配慮した介入が提案されました。
結 論:
これらのガイドラインの策定により、EoLケアにおける多くの領域でさらなる研究が必要であることが強調されました。構造化された意思決定戦略やコミュニケーションの改善が、患者や家族、スタッフの満足度向上に寄与することが期待されます。