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フェロー諸島における侵襲性無乳酸菌(Streptococcus agalactiae)の全国調査(2009年~2024年)

カテゴリ:高齢者医療・介護

公開日:2026年2月19日

タイトル:A nationwide study of invasive Streptococcus agalactiae in the Faroe Islands from 2009 to 2024. 雑誌名:Sci Rep. 2026 Jan 13; 16(1): 5090. doi: 10.1038/s41598-026-35025-3. Epub 2026 Jan 13. 概 要: 本研究は、フェロー諸島における侵襲性無乳酸菌(GBS)の疫学を2009年から2024年まで調査したもので、合計42件のGBS症例が特定されました。GBSの発生率は15年間で増加傾向にあり、2009年から2018年の平均年発生率は3.69から2019年から2024年には7.47に上昇しました。主要な血清型はII、V、Ib、Iaであり、すべての分離株はペニシリンに感受性を示しましたが、4株はエリスロマイシンとクリンダマイシンに耐性を示しました。この研究は、フェロー諸島におけるGBSのゲノムおよび疫学的基盤を確立し、今後のワクチン候補の有効性に関するデータを提供します。 方 法: この研究は、2009年から2024年までのフェロー諸島における侵襲性GBS症例を対象とした全国調査です。42件のGBS症例が特定され、血清型は表現型アッセイを用いて確認され、2020年から2024年に収集された15株については全ゲノムシーケンシング(WGS)による確認が行われました。多重遺伝子座型(MLST)、抗菌薬耐性プロファイリング、病原性遺伝子の解析も実施されました。 結 果: GBSの発生率は2009年から2024年にかけて増加し、2009年から2018年の平均年発生率は3.69から2019年から2024年には7.47に上昇しました。主要な血清型はII、V、Ib、Iaであり、すべての分離株はペニシリンに感受性を示しましたが、4株はエリスロマイシンとクリンダマイシンに耐性を示しました。病原性遺伝子としては、ピルス島(PI)、cfb、sodA、srr1が検出されました。 結 論: 本研究は、フェロー諸島における侵襲性GBSのゲノムおよび疫学的基盤を確立し、発生率の増加や今後のGBSワクチン候補の有効性に関するデータを提供しました。ペニシリン感受性が保持されていることも示され、今後の公衆衛生およびワクチン政策における継続的なゲノム監視の重要性が強調されます。