ChatGPT-4oが不明熱の診断精度を向上させるために救急医を支援する:後ろ向き分析
カテゴリ:災害・救急医療
公開日:2026年2月19日
タイトル:ChatGPT-4o assists emergency physicians in enhancing diagnostic accuracy for fever of unknown origin: retrospective analysis.
雑誌名:BMC Emerg Med. 2026 Jan 10; 26(1): 45. doi: 10.1186/s12873-026-01477-z.
概 要:
本研究は、ChatGPT-4oの不明熱(FUO)に対する診断精度を救急医と比較し、その補助診断ツールとしての有用性を評価することを目的としています。60人の成人患者を対象に、ChatGPT-4oと救急医が独立して診断を行い、最終的な退院診断と比較しました。結果、ChatGPT-4oは救急医の診断精度を有意に上回り、特に経験の少ない医師に対して診断支援が期待されることが示されました。
方 法:
本研究は後ろ向き分析で、FUOの患者60人を対象としました。患者は、初期評価後に診断が確定した者のみを含み、ChatGPT-4oと救急医がそれぞれ予備診断と包括的診断を行いました。診断精度は最終的な退院診断と比較し、統計解析にはWelchのANOVAを使用しました。
結 果:
ChatGPT-4oは、予備診断で70.0%、包括的診断で75.0%の精度を示し、救急医の46.11%および55.0%を有意に上回りました。ChatGPT-4oの提案を取り入れることで、救急医の診断精度が改善され、特に感染症や癌関連の原因において有意な向上が見られました。
結 論:
ChatGPT-4oはFUOの診断を補完する可能性があり、特に経験の少ない医師に対して有益であることが示されました。今後、臨床効率への影響を検証するための前向き試験が必要です。