胸部X線における早期パンデミックスクリーニングのためのAI CADの活用
カテゴリ:災害・救急医療
公開日:2026年2月19日
タイトル:Utilizing AI CAD for early pandemic screening in chest radiographs
雑誌名:Sci Rep. 2026 Jan 06; 16(1): 479. doi: 10.1038/s41598-025-14195-6. Epub 2026 Jan 06.
概 要:
本研究は、COVID-19およびその他の肺炎関連の放射線所見を診断するために、既存の人工知能(AI)ソフトウェアの応用可能性を調査しました。特に、COVID-19パンデミックの初期段階に収集された胸部X線の公的データセットを用いて、肺結節を検出するために設計された商用AIソフトウェアの性能を評価しました。結果、肺炎の特徴を検出する感度は86.83%、特異度は59.59%でした。後方前方(PA)X線のみを考慮すると、感度は89.16%、特異度は67.41%に改善しました。このAI CADソフトウェアは、特に高度な医療資源へのアクセスが限られた地域において、感染性肺疾患の初期スクリーニングのトリアージとして機能する可能性が示唆されました。
方 法:
本研究は、COVID-19パンデミック初期に収集された胸部X線の公的データセットを使用した性能評価研究です。AIソフトウェアは、肺結節検出用に設計された商用ソフトウェアを利用し、肺炎の特徴を検出するための感度と特異度を測定しました。主要評価指標は、感度と特異度です。
結 果:
AIソフトウェアは、肺炎の特徴を検出する際に感度86.83%、特異度59.59%を達成しました。PA X線に限定した場合、感度は89.16%、特異度は67.41%に改善しました。これにより、AI CADソフトウェアが感染性肺疾患の初期スクリーニングにおいて有用であることが示されました。
結 論:
AI CADソフトウェアは、感染性肺疾患の初期スクリーニングにおいて有望な結果を示し、特に医療資源が限られた地域でのトリアージに役立つ可能性があります。この研究は、感染症の流行時に既存のAI CADを迅速に適応させる重要性を強調しています。