新生児の一般運動の手動および自動評価は、18ヶ月時点での自閉症リスクと関連している
カテゴリ:公衆衛生・予防医療
公開日:2026年2月19日
タイトル:Manual and automated assessments of general movements in neonates are associated with early autism risk at 18 months.
雑誌名:Sci Rep. 2026 Jan 19; 16(1): 4358.
概 要:
この研究は、新生児の一般運動(GMs)の異常が自閉症リスクと関連しているかを検討しました。日本の出生コホートから抽出した76人の新生児の動画を用いて、専門家による手動評価と自動評価を行いました。結果、手動評価の総スコアとサブスコアは、18ヶ月時点の自閉症リスクを示すM-CHATスコアを有意に予測しましたが、一般的な心理的問題を測定するSDQスコアには関連しませんでした。「運動の全体的な貧弱さ」が自閉症リスク予測において最も有用な特徴でした。自動評価による特徴を追加することで分類性能が向上しました。
方 法:
この研究は、76人の新生児を対象にした後ろ向き研究です。新生児の一般運動は、専門家による手動評価(GMOS-Rスコア)と自動評価で分析されました。評価結果は、18ヶ月時点のM-CHATスコアと4歳時のSDQスコアを用いて自閉症リスクおよび非自閉症の一般的な心理的問題を測定しました。
結 果:
手動評価のGMOS-Rスコアは、M-CHATによる自閉症リスクを有意に予測しましたが、SDQスコアには関連しませんでした。特に「運動の全体的な貧弱さ」が自閉症リスクの予測において重要でした。自動評価による特徴を追加することで、分類性能が向上しましたが、AUCの比較では統計的有意差は見られませんでした。
結 論:
新生児の異常な運動パターンは、自閉症リスクの早期マーカーとしての関連性が確認されました。手動および自動評価を組み合わせることで、より正確なリスク評価が可能になることが示唆されます。