等価双極子層モデルを用いた心室回復パターンの多様なモードによるT波の生成
カテゴリ:診断支援・画像解析
公開日:2026年2月19日
タイトル:Genesis of the T-wave through various modes of ventricular recovery patterns using the equivalent dipole layer model
雑誌名:Comput Biol Med. 2025 May; 189: 110016.
概 要:
本研究は、等価双極子層(EDL)モデルを用いて心臓の活性化と回復に関する洞察を得ることを目的としています。EDLモデルを逆問題に適用するためには、局所活性化時間(LAT)と回復時間(LRT)の初期推定が必要です。本研究では、ATに依存しない初期RT推定を開発しました。15人の被験者に対して体表マッピングと心臓イメージングを行い、様々な心室回復パターンを検討しました。
方 法:
15人の被験者に対して体表マッピング(BSM)と心臓イメージングを実施し、EDLモデルを用いてLATとLRTを推定しました。回復パターンと正常T波との関係を調査するために、LAT依存回復や、横断的、心室間、前後、頂端から基部への軸に沿ったRTの違いをテストしました。T波の逆モデル化に基づく新しいアルゴリズム(BackRep)を開発し、最新の回復領域を特定しました。
結 果:
BackRepは、記録されたT波と計算されたT波の相関係数(CC)が0.89(IQR:0.83-0.90)、相対差(RD)が0.63(IQR:0.49-0.69)であり、解剖学的軸に基づく回復パターンやLATに基づく回復パターンよりも優れた結果を示しました。解剖学的軸に沿ったRTの違いの中で、頂端から基部への回復パターンが最も良い一致を示しました。
結 論:
BackRepは、ATに依存しない信頼性の高い初期RT推定を提供し、正常T波形における頂端から基部へのRTの違いの存在を支持することが示されました。