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治療後の高悪性度神経膠腫におけるMRI灌流閾値に基づく追加の(18)F-FET PETのトリアージに関する効果的なワークフロー

カテゴリ:診断支援・画像解析

公開日:2026年2月19日

タイトル:An effective MRI perfusion threshold based workflow to triage additional (18)F-FET PET in posttreatment high grade glioma 雑誌名:Sci Rep. 2025 Mar 05; 15(1): 7749. 概 要: 本研究は、治療後のWHOグレード3または4の神経膠腫におけるMRIを用いたフォローアップ画像診断の最適化を目指しています。ポジトロン断層撮影法(PET)であるO-(2-[^18F]フルオロエチル)-L-チロシン(^18F-FET PET)は高い診断精度を持つものの、利用可能性が低いため使用が制限されています。MRIの動的感受性コントラスト(DSC)灌流から得られたrCBV値に基づく閾値を用いたトリアージワークフローを提案し、^18F-FET PETのリソース配分を最適化します。治療後に新たなまたは拡大した造影効果のある病変がMRIで確認された高悪性度神経膠腫患者を対象とし、MRIから4ヶ月以内に^18F-FET PETを実施しました。 方 法: 本研究は、標準治療を受けた高悪性度神経膠腫患者を対象としたコホート研究です。MRIで新たな造影病変が確認された患者に対し、^18F-FET PETを実施しました。rCBV閾値を設定し、この閾値に基づく画像診断ワークフローの性能を評価しました。41人の患者(病変49個)を含み、rCBV閾値2.4を超えた場合、MRIは腫瘍進行の診断において100%の精度を示しました。 結 果: rCBV閾値2.4を超えた場合、MRIは腫瘍進行の診断において100%の精度を達成しました。閾値未満では、9件の真陰性を特定しましたが、19件の偽陰性がありました。^18F-FET PETは19件の偽陰性のうち18件(95%)を再分類し、全体の精度は49件中48件(98%)となりました。 結 論: MRI DSC灌流rCBVに基づく閾値ワークフローは、治療後の高悪性度神経膠腫患者に対する追加の^18F-FET PET画像診断のトリアージにおいて有効であり、^18F-FET PETのリソース配分を最適化する可能性があります。