軽度認知症の高齢者に対する多感覚リハビリテーションインタラクティブゲームシステム(MRIGS)の使いやすさ評価とリハビリ継続意欲への影響
カテゴリ:高齢者医療・介護
公開日:2026年2月19日
タイトル:How does it affect the willingness to continue rehabilitation training? A usability evaluation of a multi-sensory rehabilitation interactive game system (MRIGS) for older adults with mild dementia.
雑誌名:Comput Biol Med. 2025 Oct; 197(Pt A): 111020.
概 要:
本研究は、軽度認知症の高齢者向けに開発された多感覚リハビリテーションインタラクティブゲームシステム(MRIGS)の使いやすさを評価し、リハビリ継続意欲への影響を探ることを目的としています。17人の高齢者(平均年齢72.2歳、MMSEスコア17〜23)を対象に、従来の多感覚リハビリテーション(TMR)とMRIGSの比較を行い、システムの使いやすさを評価しました。結果、MRIGSは高齢者の興味を引き、リハビリ継続意欲を向上させることが示されました。
方 法:
本研究は、17人の軽度認知症の高齢者を対象にした比較研究です。システムの使いやすさは、システム使いやすさスケール(SUS)を用いて評価され、従来のTMRとMRIGSの間で性別、リハビリ経験、年齢による違いが比較されました。
結 果:
MRIGSは、SUSスコア86.18(「良好+」)を記録し、TMRの66.62(「平均-」)を上回りました(t = -4.44, p = 0.00 < 0.05)。MRIGSは「意欲」「便利さ」「ストレス」など7項目でTMRより優れた結果を示しました。特に、リハビリ経験のある高齢者はMRIGSに対して高い意欲を示し、70歳以上の参加者では「便利さ」と「一貫性」が向上しました。また、握力が弱い高齢者では、握力がMRIGSの利用意欲に影響を与えることが確認されました。
結 論:
MRIGSは、軽度認知症の高齢者に対して多感覚トレーニングを統合し、リハビリテーションの継続意欲を高める有望な手段であることが示されました。