救急科における広く利用可能な局所化可能な敗血症早期検出モデルの外部検証
カテゴリ:災害・救急医療
公開日:2026年2月19日
タイトル:External validation of a widely available, localizable sepsis early detection model in the emergency department setting.
雑誌名:Am J Emerg Med. 2025 Nov; 97: 147-151.
概 要:
本研究は、敗血症の発症予測を支援するために開発されたアルゴリズムの一つであるEpic Sepsis Modelの外部検証を行いました。最初のバージョン(V1)はロジスティック回帰モデルであり、外部検証での結果にばらつきが見られました。第二のバージョン(V2)は勾配ブースティングツリーモデルを利用しており、個々の病院システムに局所化可能です。本研究では、救急科における両モデルの性能を比較しました。
方 法:
本研究は、救急科における両モデルの性能を比較するための後ろ向き研究です。モデルの識別能力は、敗血症-3基準が満たされる前および臨床的認識の証拠が得られる前の遭遇レベルでのAUC-ROCを用いて測定しました。
結 果:
35,076件の遭遇が含まれ、そのうち648件(1.8%)が敗血症-3基準を満たしました。AUC-ROCスコアはV1が0.77、V2が0.90でした。臨床的認識の証拠が得られる前のスコアでは、V1は0.70、V2は0.85に低下しました。60%の感度を目指したスコアリング閾値では、V1とV2の予測はそれぞれ33.0%と33.5%のケースで初回の臨床認識よりも早かったです。
結 論:
V2は、臨床的認識の前後でV1よりも優れたAUC-ROCを達成しましたが、両モデルとも臨床的認識の証拠が得られた後に敗血症を警告する傾向がありました。