MEDICINE & AI

看護学生における臨床パフォーマンスの主要予測因子としての人工知能の利用:イランからの横断研究

カテゴリ:医療現場の業務効率化

公開日:2026年2月19日

タイトル:Artificial intelligence use as a key predictor of clinical performance in nursing students: a cross-sectional study from Iran. 雑誌名:BMC Med Educ. 2025 Dec 13; 26(1): 98. 概 要: 本研究は、看護学生における人工知能(AI)の利用と臨床パフォーマンスの関係を調査することを目的としています。特に、リソースが限られた環境におけるAIの影響は未だ十分に探求されていません。134名の看護学生を対象に、AI利用に関するデータと臨床パフォーマンスに関するデータを収集し、分析を行いました。AIの利用は臨床パフォーマンスと有意な正の相関があり、AIの利用が臨床パフォーマンスの唯一の有意な予測因子であることが示されました。 方 法: 2024年にイランのアバダン医科大学の134名の看護学生を対象にした横断研究を実施しました。データは、看護における人工知能に関する質問票と臨床パフォーマンス質問票を用いて収集されました。IBM SPSS Statistics(v26)を用いて、記述統計、ピアソン相関、多重線形回帰、単変量一般線形モデル(GLM)を用いて分析しました。 結 果: AIの利用は、全体の臨床パフォーマンスと有意な正の相関を示し(*r* = 0.424, *p* < 0.001)、多重回帰モデルではAIの利用が臨床パフォーマンスの唯一の有意な予測因子であり、21.1%の分散を説明しました(*R²* = 0.211)。性別、学期、年齢といった人口統計変数は有意ではありませんでした。単変量GLMにより、AIの利用に有意な主効果が確認されました(*F*(1,111) = 19.672, *p* < 0.001)。 結 論: AIの利用は、看護学生の臨床パフォーマンスの強力かつ独立した予測因子であることが示されました。この結果は、臨床教育におけるAIの変革的な可能性を強調し、看護カリキュラムにAIリテラシーを体系的に統合することを提唱しています。