診断用OCTと機器統合OCTの湾曲補正網膜登録
カテゴリ:手術支援
公開日:2026年2月19日
タイトル:Curvature-corrected retinal registration of diagnostic OCT with instrument-integrated OCT
雑誌名:Sci Rep. 2025 Nov 28; 15(1): 42933.
概 要:
本研究は、精密な組織操作を必要とする硝子体網膜手術において、ロボット支援のための新しい湾曲補正網膜登録技術を提案します。画像登録により、高解像度の術前OCT画像を手術中の環境に整合させ、顕微鏡画像では見えない解剖学的特徴の視認性を向上させます。しかし、角膜、レンズ、眼の湾曲、スキャンパターンからの光学的歪みがロボットナビゲーションにおける診断データの使用を困難にします。本研究では、特徴抽出、湾曲補正、初期整合、精密登録からなるパイプラインを用いてこの問題に対処しました。
方 法:
本研究は、人工モデル眼とex vivoの豚眼を用いて、湾曲補正網膜登録手法を検証しました。湾曲補正により、モデル眼での精度は17μm、豚眼での精度は460μmの偏差を達成しました。登録後、フィデューシャルマーカーの誤差はモデル眼で103μm、豚眼で318μmに減少しました。
結 果:
湾曲補正手法は、既存の方法と同等の精度を持ち、手術中の診断コンテキストを提供します。これにより、網膜ロボットシステムにおける信頼性の高いトポロジー支援が可能になります。
結 論:
提案した手法は、ロボット支援の硝子体網膜手術において、診断用OCTと機器統合OCTを効果的に統合し、手術の精度と安全性を向上させる可能性があります。